鍼灸師になるための学びの日々

人生の折返し地点で鍼灸師になることを決め学校に通い始めたものの、勉強は想像以上に大変。。授業で習ったことを復習用にブログに綴っています。あくまでも自分の復習用のため、先生のオリジナル教材や自分のノートの写メなど載せています。誤字脱字も多いため、ブログの内容は転用しないようお願いできれば幸いです。

【東洋医学概論-5】日本の東洋医学の現状

東西両医学の違い

A.西洋医学の考え方
学問的な考え方:自然科学にあり、分析的な考え方
身体:組織・器官という様々な部分の集合体と捉える
診断:解剖学、客観的な評価基準を持つ

B.東洋医学の考え方
学問的な考え方:自然哲学
身体:人体をひとつの統一性を持った有機
重視:調和や平衡を重視する傾向
診断:五感を重視

健康観としては西洋医学の恒常性とは逆で、変動性に基づいている

治療では、自然治癒力を高めることに主眼を置き、個人差を重視する

C.両医学の独自性
西洋医学東洋医学は逆の視点を持っている。
両医学とも得意分野と不得意分野を併せ持っている。

例)
西洋医学 → 慢性疾患などの中には効果的な治療法の見いだせないものもある。
東洋医学 → 外科的な処置や感染症に対して十分な治療効果を発揮しにくい面がある。

 

日本の伝統的鍼灸

◎触診を重視

東洋医学の診察法である四診(望診、聞診、問診、切診)のなかで、特に切診(触診)を重視する。

◎腹心法

腹部の診察法

◎打鍼法

鍼先の形状をスリオロシ型にした鍼を小槌で叩くもの。

◎管鍼法

日本で開発された刺鍼法。

 

日本の伝統的鍼灸の診断と治療

経絡治療の特徴

◎脈診(六部定位脈診)

脈診は右左3箇所ずつ、計6箇所脈を取ることを重視。これによって経絡の虚実を判定。

五臓の虚で証を立てる

上記の脈診法から特に五臓の虚を導き出し、その臓の所属する経絡を補うことを治療の中心とする。

◎『難経』六十九難の子母配穴

脈診によって導き出された五臓の虚を補うのに、難経にある『虚すればその母を補う』という理論を使用。これを五兪穴に適用して治療穴を導き出す。

例)脾臓が弱い場合、脾臓は「土」で、母にあたる「火」は心臓なので、心臓のツボに刺激を与える。『母を強くすれば子に栄養が行く』

◎刺激は管鍼法

刺鍼方法は管針法で行うことが多い。

補瀉の方法としては、「迎随(げいずい)」「呼吸」「開闔(かいごう)」などが使われることが多い。

・迎随:鍼を刺す向き

 補法→流注の流れに沿って鍼を刺す

 瀉法→流注の流れの逆に鍼を刺す

・呼吸:吐く時に鍼を指し、吸う時は刺入を止める

・開闔:鍼を抜く時

 補法→すばやく抜鍼して、急いでその穴を按じ閉じる

 瀉法→ゆっくり抜鍼して、穴を広げるようにして閉じない