鍼灸師になるための学びの日々

人生の折返し地点で鍼灸師になることを決意。日々の学校の授業の内容を復習のためにブログに綴っていきます。

【経絡経穴概論】手の太陰肺経

今日からいよいよ経穴のお話。

最初は手の太陰肺経。11コだけだが、もうお腹いっぱい。。。

経脈の流注

手の太陰肺経は、中焦に起こり、下って大腸をまとい(連絡している)、かえりて噴門部(ふんもんぶ)をめぐり、横隔膜を貫いて肺に属する

肺から器官、喉頭をめぐって腋下に出て、上腕前外側、肘窩[尺沢]、前腕前外側、手関節前面横紋外端の撓骨動脈拍動部(とうこつどうみゃくはくどうぶ)[太淵]、母子球外側を経て、母指外側端に終わる

前腕下部[列欠]より分かれた支脈が、示指外側端に至り、手の陽明大腸経につながる。

※12経脈の始まりと終わり、接続部を覚える!

この場合は、単独の終わりは「母指外側端」、接続部は「示指外側端」

 

※手の太陰肺経は外側(親指側)を通る

 

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LU-1.中府(ちゅうふ)

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※墓穴:気が多く集まる → 肺の気が多く集まる

 中 → 中焦など重要な部分

 府 → 大阪府京都府など人がたくさん集まるところ→気が多く集まる

 

※鍼を刺す時は刺入の向きに注意が必要!

 

LU-2.雲門(うんもん)

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門 → 外の空気の出入りするところ

中府と同じ疾患に効果がある

腋窩動脈が深部を通る

 

LU-3.天府(てんぷ)

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天府も「府」が使われているから、外の空気がよく集るところ

高血圧の鼻血によく使う

取り方:腋窩横紋の前端から尺沢までの長さを9寸とする

 

LU-4.侠白(きょうはく)

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経穴としてあまり使わない。。

「侠」…はさむ 「白」…五行色体表で「肺」をあらわす。→「肺を挟む」という意味が名前の由来

 

LU-5.尺沢(しゃくたく)※とても重要

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※合穴:逆気而泄(ぎゃっきじせつ) 肘や膝関節付近に存在する

呼吸器の場合は咳の症状。咳止めとして利用

「沢」…水が浅く溜まる→気が多く集まる。窪みによく使われる漢字

 ※尺沢から太淵までの長さを1尺2寸とする

LU-6.孔最(こうさい)

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※郄穴:急性症状

急に肺の疾患が出た時に使われる

 

孔…穴を意味する。

肛門(大腸つながり)や鼻の穴の症状の時にも効く

 

LU-7.列欠(れっけつ)とても重要!

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※要穴が3つも揃っているので、非常に重要なツボと言える

※絡穴…肺の慢性疾患に効く。表裏関係にも効果的なので「大腸」

慢性の便秘に効果的!

※四総穴の「うなじ」…首の後ろがゾクゾクする症状。風邪を引いた時など

 

LU8.経渠(けいきょ)

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※経金穴…喘咳寒熱。肺に熱がこもる。
咳止めや風邪を引いた時に。

 

LU9.太淵(たいえん)※とても重要

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※ランドマーク的な役割。ここが取穴できないと他もズレる。

肺の疾患だったら何でもOK的なツボ!

 

※太淵、大陵(心包経)、神門(神経)は手関節掌側横紋上に並ぶ。

→3つ同じ高さで並ぶ時。4択で仲間外れ問題として国試に出やすい

 

LU10.魚際(ぎょさい)

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※肺経の滎火穴…身熱がこもる

のどの炎症や呼吸。熱を一緒に取り除いてくれる

 

・名前の由来…魚のししゃもに形が似てる

 

LU11.少商(しょうしょう)

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非常に痛いため、意識障害の時に用いる。

小商の「商」は五行色体表で「肺」にあたる

 

■ちょっと一息・・・

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【太陰肺経の五要穴】

原穴:臓腑の原気(元気)の状態が現れる

 →肺の原穴:太淵

郄穴:急性症状

 →肺経の郄穴:孔最

絡穴:慢性症状/表裏する経脈を同時に治療

 →肺経の絡穴:列欠

墓穴:臓腑の気が多く集まる(全て胸腹部)

 →肺の墓穴:中府

背部兪穴:五臓の疾病反応が出やすい(背中や腰。手足には無い)

 →無し

【太陰肺経の五兪穴】

井穴:心下満(心窩部の膨満感や緊張)

 →肺経の井木穴:少商

滎穴:身熱(体の熱)

 →肺経の滎火穴:魚際

兪穴:体重節痛(身体が重だるく、関節が痛む)

 →肺経の兪土穴:太淵

経穴:喘咳寒熱(呼吸困難、喘息、悪寒、発熱)

 →肺経の経金穴:経渠

合穴:逆気而泄(逆気=のぼせ、而泄=漏らす)

 →肺経の合水穴:尺沢

 

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