鍼灸師になるための学びの日々

人生の折返し地点で鍼灸師になることを決め学校に通い始めたものの、勉強は想像以上に大変。。授業で習ったことを復習用にブログに綴っています。あくまでも自分の復習用のため、先生のオリジナル教材や自分のノートの写メなど載せています。誤字脱字も多いため、ブログの内容は転用しないようお願いできれば幸いです。

【経絡経穴】手の厥陰心包経

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PC1.天池(てんち)

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「天」は万物の主宰者である神、神は心臓に宿るのでここでは心包経を指す。「池」はたまる、地をうがし水を集めるところを意味する。心包経の脈気が集まる経穴という意味である。

 

PC2.天泉

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「天」は天池と同じく心包経を指し、「泉」は地中から湧き出る水、みなもとを意味する。心包経の脈気が湧き出る源に近い場所にある経穴という意味である。

 

PC3.曲沢

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「曲」はまがるの意味があり、ここでは肘関節の特に前面を指し、「沢」は水の浅く溜まるところを意味する。肘関節前面にある脈気がよく集まる反応点・治療点であることを意味する。

 

PC4.郄門

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「郄」は間隙、激しい、「門」は出入り口を意味し、心包経の急性病、心悸亢進、などの反応点・治療点であることを意味する。

 

PC5.間使

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「間」はあいだ、すきま、なか、中央、「使」は使う、用いる、命令を受けて事に当たるを意味する。前腕前面のほぼ正中で、手指を使う時動揺する筋の間にある経穴という意味である。

 

PC6.内関

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「内」はうち、ここでは前腕前面を指し、「関」はしきり、かんぬき、重要の意味がある。本穴は三焦経の外関(がいかん)に対応する経穴で、前腕前面にある経穴として重要な経穴という意味である。

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PC7.大陵f:id:mikkun_0819:20191019154145j:plain
「大」はおおきい、重要、「陵」は大いなる高まり、丘を意味する。心包経の原穴、兪穴として重要で、手関節隆起部の近くにあり、心疾患の反応点・治療点であることを意味する。

 

PC8.労宮

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「労」はつかれる、疲労、「宮」は宿るを意味する。疲労の宿るところであるとともに、極度の疲労に用いる経穴という意味である。

 

PC9.中衝

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「中」はここでは中指を指し、「衝」はつく、動くを意味する。心包経が中指先端をついて、経脈の終わるところにある経穴という意味である。

 

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【経穴経絡】足の少陰腎経

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KI1.湧泉

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「湧」は湧く、自然に水が湧くなど、「泉」はいずみ、みなもとなどの意味であることから、腎経の脈気が湧き出て始まるところを意味する。

 

KI2.然谷(ねんこく)

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「然」は燃える、焼くの意味を持ち、然骨は舟状骨を指す。「谷」はたに、山あいのくぼみを意味する。これらより、舟状骨の近くで経気の燃え集まる所、すなわち栄穴であることを意味している。

 

KI3.太渓

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「太」は太い、重要、「渓」は細長い谷川、へこみ、道筋を意味する。腎経の脈気がこの場所に集まる、原穴として重要な経穴という意味である。

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KI4.大鐘

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大鐘の経穴名の由来は明らかでないが、「大」は大きい、重要、「鐘」はかね、つくといった意味があることから、内果もしくは踵骨を釣り鐘に見立て、その近くにある大切な経穴という意味であろうことが推測できる。

 

KI5.水泉

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「水」はみずの意味を持ち、五臓式体表の五行では腎に属する。また「泉」はいずみ、みなもとを意味し、腎経の経脈の源であり腎経の病の反応点・治療点であるとともに郄穴の重要性をも意味する経穴名である。

 

KI6.照海

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「照」は照らす、明らか、「海」は広くて多く集まるを意味する。腎経の病において、邪気が多く集まるところを意味する。

 

KI7.復溜

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「復」は重なる、「溜」はたまるなどの意味があり、腎経の病変が邪気として重なり合い、とどまる反応点を意味する。

 

KI8.交信

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「交」は交わる、付き合う、互いに取り替える、「信」はまこと、おとずれ、たよりなどを意味する。腎経と奇経の陰蹻脈とが交叉し、脈気が訪れる経穴という意味である。

 

KI9.築賓(ちくひん)

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「築」はきずく、きねで土を打ち固める、「賓」は敬いもてなす、導くなどを意味する。腓腹筋の分肉の間に腎経の経脈を導く経穴という意味である。

 

KI10.陰谷

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「陰」はかげ、ここでは陰経、陰病を意味し、「谷」はたに、山あいの凹みを意味する。膝関節の後内側部にある、陰経の病によく反応する経穴という意味である。

 

KI11.横骨

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「横」はよこ、「骨」はほねを意味する。横骨は現在の恥骨を指し、その知覚にある経穴という意味である。

 

KI12.大赫(だいかく)

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大赫の経穴名の由来は明らかではないが、「大」は大きい、重要、「赫」はあかい、輝く、火が燃えるを意味する。経気の燃え上がる重要な経穴という意味であると推察される。

 

KI13.気穴

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「気」は精気、エネルギー、「穴」はあな、人口を意味し、まさに精気が生じるところを意味している。また、本穴の別名である「胞門」「子戸」は、いずれも子宮のことであり、本穴が子宮疾患に効果的な経穴であることを意味している。

 

KI14.四満

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「四」は四方、まわり、初陰(陰の数の始まり)、「満」はみちる、おこる、わずらうなどを意味する。陰経病に起こる腹満の証に効果がある経穴という意味である。

 

KI15.中注

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「中」はなか、あたる、「注」はそそぐの意味。経脈が中に注いで、腎にめぐることを意味する。

 

KI16.肓兪(こうゆ)

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「肓」は横隔膜の上にある薄い膜で、鍼や薬の効果が及びにくいところ、「兪」はそそぐ、なおすを意味する。肓に注ぐ経穴という意味である。

 

KI17.商曲

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「商」はあきないの意味を持ち、五臓式体表の五音では肺に属している。一方、「曲」は曲がるの意味がある。すなわち、腎経の経脈がこの経穴から腹中に入って腎に巡ったあと、屈曲して肺に属していることを意味する。

 

KI18.石関

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「石」はいし、かたい、「関」はせき、かんぬき、しきりなどの意味を持つが、石関の経穴名の由来は明らかにされていない。

 

KI19.陰都

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「陰」は陰経、「都」はみやこ、人が多く集まるところを意味する。陰の気がよく集る反応点・治療点で腎経の重要穴であることを意味している。

 

KI20.腹通谷

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「通」はとおる、「谷」はたに、山あいの凹んだところを意味する。中国古来の医学書に「谷の道は脾に通ず」とあることから、本穴は脾胃の疾患を治す要穴であり、水穀を通す道となっている。

 

KI21.幽門

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「幽」はかすか、くらい、「門」は入り口を意味する。胃疾患に効く経穴だが、解剖学的に見た場合、胃から腸につながるところであり、かすかな門、すなわち胸腔へ通じる門戸とされている。

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KI22.歩廊

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「歩」は歩く、物事のなりゆき、「廊」は廊下で、渡り廊下の意味だが、ここでは胸部腎経の経脈が腹部から胸部につながり、胸骨側縁に沿って上行する一番目の経穴という意味である。

 

KI23.神封(しんぽう)

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「神」は天地の神、たましい、精神、心などの意味を持ち、五臓式体表の五精では心に属する。「封」は領土、しきり、さかい、閉じるなどの意味を持つ。これらから心臓の部分にある経穴という意味である。

 

KI24.霊墟(れいきょ)f:id:mikkun_0819:20191019153525j:plain
「霊」はたましい、神の御霊を、「墟」はあと、大きな丘、神仏を祀ってある大きな丘を表しており、心臓を意味する。心臓部にある経穴という意味である。

 

KI25.神蔵f:id:mikkun_0819:20191019153538j:plain
「神」は神封と同じく心臓、「蔵」はくら、かくす、覆い隠すを意味する。精神を蔵する所、要するに心臓部にある経穴という意味である。

 

KI26.彧中(いくちゅう)
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「彧」はあや、はけや筆で引く毛の間の切れ目、転じて肋骨の形状を表している。「中」はなか、あたるを表し、肋骨の中、いわゆる肋間にあある経穴という意味である。

 

KI27.兪府

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「兪」はつぼ、そそぐ、治す、「府」は人やものが集まるところを意味する。腎経の脈気がよく注ぎ集まるところという意味である。

 

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【生理学Ⅱ-6】脊髄反射の続き

d.屈曲反射(屈筋反射、引っ込め反射、防御反射、逃避反射ともいう)

皮膚や筋、関節などへの痛み刺激(画びょうを踏んだ)などにより、同側の屈筋(後ろ)が収縮し、伸筋(前)が弛緩するという反射。

■特徴
シナプス(※)反射である
②侵害性刺激から肢を反射性に遠ざけようとする防御的役割を持つ(防御反射、逃避反射)
③屈曲反射を誘発する求心性神経線維をまとめて屈曲反射求心性線維という
④屈曲反射求心性線維 → Aδ(デルタ)線維・C線維は、伸張反射、拮抗抑制のⅠα線維、腱受容器のⅠb線維に比べて細い求心性線維となる。

※単シナプス反射は下記2つのみ!それ以外は全て多シナプス反射
・伸張反射
・膝蓋腱、アキレス腱反射

e.交叉性伸展反射

屈曲反射が起きた反対側の肢に伸展が起こるという反射。

■特徴
①多シナプス反射である
②屈曲反射が起こった際に反対側の肢で体重を支える役割を持つ
 →踏ん張る足

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f.皮膚反射

皮膚の刺激によって筋の収縮が起こるという反射

■特徴
①多シナプス反射である
②皮膚を刺激する外界の情報に関連して運動を調節するのに役立つ

■種類
腹壁反射:腹部の皮膚を軽く刺激すると腹壁筋が反射的に収縮する。(お腹周りには骨がないため、内蔵を守ろうとする)
挙睾筋反射:大腿内側の皮膚を軽くこすると、挙睾筋が反射的に収縮する
横隔膜反射:胸部の下方の皮膚を刺激すると反射的に横隔膜が収縮する
伸筋突伸:脊髄動物で足底を軽く圧迫すると、刺激された肢の伸筋が収縮して肢が伸展する反射(足の安定化に役立つらしい)

※4択なので、「皮膚反射じゃないのはどれか」という問題

g.長脊髄反射

遠隔の脊髄分節に作用が及ぶ反射。股間反射、ひっかき反射
脊髄の中を長く情報が移動する。違う分節で反射が起こる。

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h.内蔵ー運動反射(内蔵ー体性反射)

内蔵からの感覚神経の刺激によって筋が収縮・弛緩する運動

①呼吸反射

a. ヘーリングブロイエル反射(肺迷走神経反射)

肺の伸展受容器 → 迷走神経 → 呼吸中枢 → 横隔神経/肋間神経 → 横隔膜・肋間筋収縮

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b. 化学受容器反射

化学受容器 → 舌咽神経/迷走神経 → 呼吸中枢 → 横隔神経/肋間神経 → 横隔膜/肋間筋収縮

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②排泄時の反射

a. 蓄尿

膀胱壁伸展受容器 → 骨盤内臓神経 → 腰仙髄 → 陰部神経 → 尿道括約筋収縮

b. 排尿

膀胱壁伸展受容器 → 骨盤内臓神経 → 腰仙髄 → 陰部神経 → 尿道括約筋弛緩

c. 排便

直腸壁伸展受容器 → 骨盤内臓神経 → 腰仙髄 → 陰部神経 → 外肛門括約筋弛緩

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③筋性防御

侵害受容器 → 内蔵求心性神経 → 脊髄 → 肋間神経 → 腹直筋、腹斜筋収縮

※盲腸などの痛みが起こった時など

 

(2)脳幹による運動調節

脳幹による運動調節には、脳神経を介した反射や、除脳固縮、姿勢反射などがある。

①脳神経を遠心路とする反射

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 ※眼神経は、三叉神経(第Ⅴ脳神経)の第1枝のコトを言う。
第Ⅱ脳神経の視神経じゃないので要注意!

 

【解剖学Ⅰ-5】受精と発生/内分泌系

1.受精

受精とは、卵管内での卵子精子の融合のこと。通常、卵管膨大部で受精が起こる。

精子は卵細胞の中に侵入し、精子の核と卵子の核が融合して受精卵となる。

妊娠とは、受精卵が子宮内膜(子宮体部)に着床し、発育し続けている状態。

排卵後の卵子は約1日、女性性器内の精子は約2日程度の寿命を持つので、受精可能期間は排卵日をはさんで前後1日(3日間)ということになる。

※妊娠によって黄体は妊娠黄体となり、プロジェステロン分泌を維持する。

2.発生

※受精卵が成熟する過程を「発生」という。

個体は1コの受精卵が分裂増殖することによって発生する。

胎児は子宮内で約40週発育を続ける。

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※受精卵の成熟過程(卵割)

受精卵→桑実胚→胞胚 ー 外表(栄養膜)→胎盤

           ー 内部抱塊(胚)→羊膜→胚葉へ

各胚葉の分化

■外胚葉:皮膚(表皮・毛・爪・皮膚腺)、神経系(脳・脊髄・末梢神経)、感覚器(視覚器・聴覚器・平衡感覚気・味覚器・嗅覚器)

■内胚葉:消化器(胃・腸・肝臓・膵臓)、呼吸器(咽頭・気管・気管支・肺)、尿路(膀胱・尿道

■中胚葉:骨格系(骨・軟骨・結合組織)、筋系(横紋筋・平滑筋)、循環系(心臓・血管・リンパ管・血液)、泌尿生殖器(腎臓・精巣・子宮・卵巣)

■語呂合わせ

外:外で感じる神秘
内:内緒でこにょこにょ
中:チューハ買って金欠の新人聖子

3)胎盤

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胎盤は、胎児と母体の物質交換の場。中央に臍帯が付き、胎児と連絡する。

※臍帯:2本の細動脈と1本の細静脈が通り、胎盤と胎児を連絡する。ヒモ状の構造。

受精卵が子宮内膜に着床すると、受精卵の外膜(栄養膜)から突き出した突起が絨毛となり、子宮内膜に浸潤し、絨毛間腔を形成する。

絨毛間腔は、母体の血液で満たされ血の海となり、その中に絨毛が浮かぶ。

絨毛間腔の底をつくる子宮内膜はスポンジのように暑くなり、脱落膜を形成し、これらが胎盤になる。

絨毛間腔内の血液と絨毛内の胎児の毛細血管の間で物質交換が行われる。そのため胎盤胎児の呼吸器、消化器、泌尿器としての機能を持つ。

母体の血液と胎児の血液が直接交わることはない。

羊膜

外胚葉から連続する胎児を包む袋を羊膜といい、中の空洞を羊膜腔という。

羊膜腔は羊水で満たされ、その中に発育する胎児が浮かぶことで、外部からの衝撃から守られる。

 

第7章 内分泌系

内分泌とは、血液中にホルモンを分泌し、神経系とともに司令伝達系として働く気管系。各ホルモンに反応する器官(細胞)は決まっており、標的器官(細胞)と呼ばれる。

内分泌系に属する臓器として、
下垂体、松果体(しょうかたい)、甲状腺上皮小体、福腎、膵臓、性腺(卵巣、精巣)などがある。

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※内分泌腺が血液に分泌するものを、まとめて「ホルモン」という。血液を通って体をゆっくり巡る。

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【生理学Ⅰ-4】大腸内の消化と吸収/消化管ホルモン

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1)大腸運動

大腸は、分節運動、蠕動運動を行うほか、逆蠕動もおこなる。また1日に数回、大蠕動が見られる。

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2)大腸の分泌機能

大腸粘膜から大腸液が分泌される。

大腸液→アルカリ性消化液を含まない。
※大腸の中はほぼカスなので、栄養素を取り込む必要はないため消化酵素はない。

粘膜は、大腸液の保護や、糞便の輸送をスムーズにする働きがある。

3)大腸における吸収

大腸では、水とNa+などが吸収される。

4)腸内細菌

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※わざと病原菌を住まわせておくことで、外来からの病原菌の侵入を防ぐ役割がある。

6.直腸、肛門と排便

糞塊が結腸から直腸へ送られてくる。やがて直腸壁が糞塊によって進展されると排便反射が起こる。

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・骨盤内臓神経 → 内肛門括約筋を弛緩
・陰部神経 → 外肛門括約筋を弛緩

 

7.消化管ホルモン

1)消化管ホルモンとは?

・消化管粘膜にある内分泌細胞で生成・分泌される。
・消化管の機能を促進、または抑制するホルモン

2)消化管ホルモンの分類と働き

①ガストリン
胃幽門部に機械的・科学的刺激が加わると、幽門線から分泌される。壁細胞からの胃酸(塩酸)分泌を亢進させる。

②セクレチン
胃酸を含んだ内容物(食べ物)が小腸内に入ると、小腸粘膜から分泌される。膵臓に働きかけ、重炭酸イオンに富んだ膵液の分泌を亢進させる。

③コレシストキニン
小腸内が内容物によって刺激されると、小腸粘膜から分泌される。膵臓に働きかけ、酵素に富んだ膵液の分泌を亢進させる。また、胆嚢に働きかけ、胆汁の放出を盛んにする。
※脂質を分解する働き

④VIP(vasoactive interestinal polypeptide)
血管拡張、腸液分泌刺激、膵・胆汁分泌抑制など

⑤GIP
グルコースや脂肪が十二指腸を刺激すると、十二指腸粘膜から分泌される。胃に作用して胃液の分泌や運動を抑制する。

⑥モチリン
胃、小腸、大腸粘膜から分泌される消化管ホルモン。消化管の運動を亢進させる作用を持つ。

⑦ソマトスタチン
膵臓から分泌させるソマトスタチンが腸管粘膜にも存在する。ソマトスタチンは、消化器系の分泌腺に働いてその分泌を抑制する。

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8.肝臓の働き

【肝臓の機能】
①物質代謝
 ・糖代謝
 ・タンパク質代謝
 ・脂質代謝
 ・ホルモン代謝
②解毒作用
③血液凝固における働き
④胆汁の生成
⑤血液の貯蔵
⑥生体防御作用

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血漿タンパク
アルブミン
・αグロブリン、βグロブリンフィブリノゲン
※ガンマグロブリンのみ特殊。リンパ球B細胞から作られる。

■ホルモンの不活性化
肝臓疾患になるとホルモンの不活性化ができなくなる。男性の中には女性ホルモンが少しだけあるが、その女性ホルモンが不活性化されないと女性化が進んでしまう。

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f:id:mikkun_0819:20191014225243j:plain※肝臓が悪いと血液が固まりにくくなる。

f:id:mikkun_0819:20191014225253j:plain※肝臓で胆汁は作られ、胆のうで濃縮・保管される。

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【生理学Ⅱ-5】運動を抑制するシステム

レンショウの反回抑制

膝蓋腱反射④で、脊髄内でⅠa線維はα運動ニューロンに興奮を伝える。

▼膝蓋腱反射④

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α運動ニューロン大腿四頭筋を収縮させる一方、脊髄内で軸索側枝を出して、抑制性介在ニューロンであるレンショウ細胞を興奮させる。

α運動ニューロンは自らのチカラを抑制させるためにレンショウ細胞を興奮させて過度の運動を抑える。

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自原抑制(Ⅰb抑制)

膝蓋腱反射は最終的に大腿四頭筋の筋収縮により膝関節に伸展が起こるが、大腿四頭筋が収縮し、腱を通じて脛骨を引き上げることで膝関節が伸展する。

この時に腱に伸展ストレスが加わる。

この伸展ストレスにより伸展受容器である腱受容器が興奮する。

腱受容器の興奮はⅠb線維を介して脊髄に伝わり、脊髄内で1コの抑制性介在ニューロンを介して大腿四頭筋を収縮させているα運動ニューロンの活動性を抑制し、過度の伸張反射を防いでいる。これを自原抑制という。

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※レンショウの反回抑制と自原抑制はセットで起きる。タイミングは異なる。

肩こり→筋肉が固い→腱をマッサージすると腱受容器が働いて筋緊張を抑制させる働きがある。

 

b.拮抗抑制(相反性Ⅰα抑制)

身体に存在する関節は、屈筋が収縮すると屈曲し、伸筋が収縮する伸展する。

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関節を伸展させるには、伸筋が主動筋アゴニスト)となって収縮し、屈筋は拮抗筋(アンタゴニスト)として弛緩する。

伸張反射の際、その筋(伸筋)内の筋紡錘からの Ⅰα群求心性線維は脊髄内で抑制性介在ニューロンを興奮させ、拮抗筋(屈筋)を支配するα運動ニューロンの活動を抑制し、拮抗筋(屈筋)の緊張は減弱する。

これにより関節の伸展運動が起こる。

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※特徴:脊髄内で2個以上のシプナス連絡を持つ(多シプナス反射)

■肘関節を屈曲
 主動作筋 = 上腕二頭筋
   ↕(相反する筋肉)
 拮抗筋 = 上腕三頭筋

■肘関節を伸展

 主動作筋 = 上腕三頭筋
   ↕(相反する筋肉)
 拮抗筋 = 上腕二頭筋

※拮抗筋がゆるんでくれないと主動作筋に大きな負担がかかる。

 

C.伸張反射の誘発筋電図

H波:電気刺激によりⅠα群求心性線維が興奮し、脊髄でシナプスを介してα運動ニューロンの興奮を誘発し、その筋が収縮する際に記録される波
 潜時は20~30ミリ秒である
 反射弓に異常がある場合にはH波の異常をきたす
 ・特徴:非常に弱い刺激 → 脊髄を通る

M波:電気刺激により直接α運動ニューロンが興奮し、その筋が収縮する際に記録される波で、中枢神経は関与しない
 ・特徴:強い刺激 → 電動の時間が圧倒的に短い → 脊髄を通らない

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【解剖学Ⅰ-4】女性生殖器

2.女性生殖器

女性生殖器
 卵子を作る「卵巣」
 卵子を運ぶ「卵管」
 受精卵を育てる「子宮」
 交接器であり産道になる「膣」
 「外生殖器」 からなる。

※卵巣・卵管・子宮は一続きの腹膜をかぶっている。

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1.卵巣

卵巣は母子頭大の実質性臓器で、子宮の両側に位置する。
 内側は固有卵巣索により子宮壁に。
 外側は卵巣提索により骨盤壁に付着。

卵巣は腹膜に覆われる腹膜内臓器である。

卵巣間膜は子宮の両側に位置する子宮広間膜(子宮間膜+卵管間膜)の背面に続く。

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ハンモックみたいに両側から吊り下げられている。
注:卵巣は卵管と繋がっていない!

卵巣は後ろ側、子宮が前側

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卵巣の実質は「皮質」と「髄質」に区分される。
卵子は皮質で形成される。

皮質には発達段階の「卵胞」「黄体」「白体」がみられる。※肺胞:卵子を含んだ細胞の集合

髄質には卵巣門から入ってくる血管・リンパ・神経に富む。
卵胞や黄体からは女性ホルモンが分泌する。

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■卵胞の成長

原始卵胞→胞状卵胞→成熟卵胞(グラーフ卵胞)

           ↓ (排卵

    妊娠黄体 ← 黄体

     (受精)  ↓ 

          月経黄体

           ↓

           白体

2)卵管

卵巣から排卵された卵子を子宮に運ぶ管。繊毛上皮で覆われる。

 卵巣側1/2 : 卵管膨大部
 子宮側1/2 : 卵管峡部

卵管膨大部の先端の広がり漏斗を作り、その先端から延びる房状の突起を卵管采という。

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通常、精子は卵管膨大部まで来て、ここで受精が行われる。

排卵された卵子 → 卵巣 → 1度、腹膜腔内に出て卵管に送られる。

 

3)子宮

骨盤の中央に位置し、上方から前後を腹膜に覆われる。後腹膜内臓器

子宮の両側にある腹膜を子宮広間膜と呼び、その内部に固有卵巣索子宮円索が含まれる。

※子宮円索は鼠径間を通り、腹腔の外に出て、大陰唇の皮下に至る。
(男性生殖器では、鼠径間を通るのは「精管」)

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子宮の
 上縁を子宮底部、
 上2/3を子宮体部、
 下1/3を子宮頚部 という。

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子宮頚部の下端で膣に突出している部分を子宮腟部という。

子宮は全体として前傾前屈の位置を取る。

子宮壁は、
 子宮内膜(粘膜)
 子宮筋層(平滑筋
 子宮外膜(漿膜)の3層よりなる。

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子宮内膜は単層円柱上皮からなり、表層の機能層と、深層の基底層に区分される。

※月経の際に機能層は剥離するが、基底層は残る。(機能層の剥離されたものが月経)

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4)膣

子宮に続く管状の器官で、膣口により膣前庭に開口する。
※膣口は処女膜により部分的に閉ざされる。


上部は子宮膣部を取り囲み、浅い前膣円蓋後膣円蓋をつくり、後者は薄い壁を隔ててダグラス窩(直腸子宮窩)に接する。

※腹腔内で出来た悪いモノはダグラス窩に転移しやすい(ガンなど)

膣の粘膜は重層扁平上皮に覆われ、多数の横ひだを作る。

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5)外生殖器

生殖器中部には裂け目(陰裂)があり、その左右からの皮膚の隆起(恥丘~会陰に位置)を大陰唇という。(男性の陰嚢にあたる)

大陰唇の内側の無毛で色素に富む皮膚ヒダを小陰唇という。小陰唇が合わさる前端には陰核という小さな突起がある。(男性の陰茎にあたる)

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左右の小陰唇で囲まれた領域を膣前庭といい、前部に尿道(外尿道口)、後部に膣(膣口)が開く。

膣前庭の両側には静脈叢でできた庭球という海綿体が存在し、その後端には粘液腺の大前庭腺があり、性的興奮の際に膣前庭を潤す。(前庭球は男性の尿道海綿体、大前庭腺は尿道球腺にあたる)

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